儲けは目的ではない【ピオン社長ブログ vol.20】
小売店の本当の利益というものは、お客さまのために誠心誠意、孜々として尽くした時に流す汗が、滴滴としてしたたり落ちて結実したものでなければならない。
店の利益はいたずらに大きいから立派なのではない。その質の良さ、その生まれた時の様子によって価値が違うのである。
商売の真実の目的は、儲けることにはない。社会の人々の欲求を満足させることで、利益が上がるのが望ましいのみである。商売は利益なくしては続けられないが、利益をあげるのが目的ではないから、時にはお客さまの利益や幸福を守るために「売らない」こと、すなわち利益を放棄することさえあってもよいと悟るべきものなのである。
儲かることと、繁昌することとは別である。これを一致させるのが商人の正しい姿である。
利益とは社会のために尽くす物質的、精神的な種火のようなものであり、清く美しいものなのである。
儲けを経営の目的であるかのように思い信じることは、間違いである。あくまでも消費生活者のためにお役に立つのが目的でなければならない。そのために利益を出さなければならないのだという信念に立って、はじめて毎日の商売が楽しくやりあがいのあるものとなるのである。
(孫氏と商法、商人の哲学、商店経営読本、商人賛歌より)
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みなさん
おはようございます。前澤です。
先日まで入院していました。
原因は大腸ポリープができてしまったため、それを摘出する手術を行いました。他の病院に行ったり、医学の本を読んだりして、結構悩みましたが、最終的に取ってよかったと思っています。ほっておくとガンになってしまうらしいです。気をつけないといけません。そして、生活習慣の改善が必要だと思います。
入院している間に本を3冊読みました。
最近の本2冊と昔の本1冊です。
最近の本は読みやすいです。たぶん、出版社が本の売れ行きを心配して、読みやすい本を売れるようにしているのだと思います。
しかし、中身はとてもためになります。
僕自身、今年は本を50冊読もうと思っていて、今15冊読み終わったところです。
物事を学ぶには、人から聞くか、テレビやインターネットでみるか、体験するか、本を読むかですが、僕は、本を読むことを楽しんでいます。
なぜかというと本を読むって自分の選択でやっている感じがするからです。
テレビは流れたものを受動的に聞きます。
インターネットは自分で検索して学びますが、それも検索エンジンで選ばれた情報が中心となってしまいます。
体験や人から聞くことは、毎日のように頻繁にできない。
本は、本屋の中で自分に必要だなと思うものを探して、直感的にそれを選び、そして、自分のペースで読んでいく。
といった点でより能動的に学んでいる気がして、一番良いと思っています。
あと、難しい本を読むときとかは、山登りする感覚に似ていて、チャレンジしているようで楽しいんです。
コレクションとしてもいいと思っています。なので、キンドルではなく僕は単行本で買うようにしています。
ピオン清水店の2階をライブラリーにするのが僕の夢です!
冒頭の「店はお客さまのためにある」とかけ離れた内容になってしまいましたが、冒頭の文章は、僕も心からそう思っているし、みんなもそう思っていると思います。
株式会社マエザワの行動指針、「お客様の立場に立って前向きに行動する」というのがまさにそれであり、利益はその後についてくるということです。
写真は、入院中に読んだ本です。
もしSNSや人間関係で疲れている人がいたらおすすめの本があります!
これです!