店はお客さまのためにある【ピオン社長ブログ Vol.15】

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皆さん

おはようございます。

2月の中旬です。通年、2月は閑散期ということもあり、非常に苦しい月ですが、今期はとても良いです。

これは本当に喜ばしいことです。

先日、とある先生と話しましたがその先生がこうおっしゃってました。

「会社っていうのは、悪い時は反省する。何が悪かった、誰が悪かった。これを克服するためには何をしようということを一生懸命話し合い、考えるんだけど、良い時は、何もしないんだよなー」

って。

そうなんですよね。悪い時は血相を変えて、いろいろと話し合う。逆に良い時は、忙しいので、作業に没頭してしまう。

本当は、何が良かったのか?なぜ良かったのか?これを継続するにはどうすればいいのかを振り返えりたい!振り返りましょう!そして、褒め合いましょう!!

みんなすごいです!有難う!!!

ここでは長くなってしまうので、またみんなで話しましょうね!!

 

それでは今週もいってみましょう!

今週も、なぜ我々がお店をやっているのかを改めて考え、仕事を取り組めるよう倉本長治先生の「店はお客さまのためにある」の二つ目を紹介します。

 

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店はお客さまのためにある

倉本長治 商訓五十抄

 

二. 店はお客さまのためにある

 

「店は客のためにある」というのは、商業の基本精神であり、小売業の根本的な使命を示したものである。

小売業の使命とは何か。それは地域の人々の暮らしを守り、暮らしを育て、社会文化の発展に役立つことであり、これがビジネスとして機能してはじめて使命を果たしていると言えるのだ。

しかし「店は自分のためにある」と言っても同じことではないかという人もあるかもしれない。

だがこれは、根本から違っている。「店は客のためにある」というのは、お客の側から商売を考えるという哲学の発想である。店を自己の利益追求の手段としてしか考えない発想では、お客も儲けの手段にしか過ぎない。

かつての封建社会では、取引(商売)とは「だますこと」と隣り合わせであった。ドイツ語のTauschen(公益商)はTauschen(だます)と語源を同じくしていることでも判る。日本でも、消費者主権などという言葉は知らなくとも、近江商人も伊勢商人も、大阪でも江戸でも、成功者はすべて信用を第一とし、大衆社会のために商売をしてきた人たちだった。

「商いは高利を取らず、正直に、良きものを売れ、末は繁昌」という大村彦太郎という江戸商人の商訓だが、今日にも生きている。

(解説/川崎進一)

 

僕は、この文章の

 小売業の使命とは何か。それは地域の人々の暮らしを守り、暮らしを育て、社会文化の発展に役立つこと

という部分が、とても好きです。

お店があることで、その地域にすむ人たちの暮らしが守られ、その方々の暮らしが良いものに変わっていき、地域も楽しくなっていくという意味だと思っていて、これができるからもお店を続けていきたいと思っています。

そして、続けていくためには、

ビジネスとして機能してが必要なんですよね。

だから、常に、お客さまのために、地域のためにを考えながら、継続していくためにビジネスとして成立するためにはという両方の側面を考えていきたいと思っています。

 

今週も笑顔で頑張っていきましょう!!