決意表明

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本日、2020年10月21日より、父前澤秀勇より社長の座を受け継ぎ、私、前澤和宏が株式会社マエザワの代表取締役社長となります。

有り難いことに父も会長として会社に残るため、いろいろな経営指導を頂ける形となっております。

就任日初日の今日は、普通に水曜日の公休です!!笑!!

妻に「今日から社長になるんだよー」って言ったら、「えっ、初日に休みでいいの?」と言われ、FACEBOOKで社長になったことを報告したら、従姉妹より「なぜもっと早く言わないんだ。対外的な何もやらないの?」と怒られました。

しかし、僕は今、秋の心地よい休日を堪能しております。徐々にでいいんです。

普通が1番と思っております。こういった考え方をもったのは、我が家は質素がモットー。というか、本当に質素な生活せざるをえなかった環境で育ったこと(いや、今もそうです。。。)と、多くを望まない節約思考の母親の教えだと思います。

でも、せめてまずはこちらのブログで正式にご挨拶をしたいと思い、パソコンを開きました。

最近ブログの更新、サボってました。

これは、今日のこの日のためにサボっていたとしておきましょう!

本題に入ります!!

株式会社マエザワに入社して5年が経とうとしています。

この5年は、決して楽とは言えない、本当にとても苦しいものでした。

入社したてのころは、「ユニクロの柳生さんのように、ニトリの似鳥さんのようになるんだ!そのためには店舗を増やそう!そのためにはチェーン店理論を学ぼう!とシャカリキになってました。」しかし、人のビジョンや、やり方を追っていても、情熱は続かず、疲弊感は脱力感に変わっていきました。

社員のみんなに認められたくて、営業利益を増やしてボーナスをわたそうと、いろいろなことをやりました。そして、赤字だった創業事業の家具を撤退させた時に、一体自分のやりたかったことはなんだったのかと露頭に迷いました。

昨年の8月に、父より社長を継げと言われましたが、自分はまだそんな器ではないと断りました。

このままではだめだ。このままでは借金を返せない。このままではつぶれてしまう。と脅迫観念の中、仕事をし続けていたら、1年前の10月に鬱病だと医師から診断されました。(正確にはうつ状態と言われました。)

もらった抗うつ剤は1ヶ月でやめました。

自分でも認めたくなかったし、このまま薬を飲み続けたら本当に抜けらななくなると思ったからです。

しかし、やめた後もなかなか前向きになれない、すぐネガティブに考える、言われたこともすぐ忘れてしまう、とても辛い日々が続きました。

今年の2月に商業界というセミナーにいきました。

商業界について簡単に説明をすると、倉本長治先生という方が戦後の商人の在り方、生き方を正すために、孔子やソクラテスなどの哲学書を翻訳し、箱根で商人を集め、勉強会を開いたことから始まった団体です。

「商売十訓」「店はお客様のためにある」「損得より先に善悪を優先しよう」の教えに心の底から感激しました。

 

そして、自分はなんて今まで自分目線で仕事をしていたのかと反省したのと同時に、自分のやっている商売というものが、世の中のために貢献する本当に尊いものだと有難く感じられるものになりました。

この学んだことを忘れないで心に刻もうと思いました。

どうしたら、学んだことを忘れないで心に刻むことができるのかを考えました。

そして、その時購入した2冊の本「店はお客様のためにある」と「損得より先に善悪を優先しよう」を毎日1ページずつノートに書き写すことにしました。2冊で丁度100ページあったので、筋肉と一緒で100日(3ヶ月)続ければ、変わることができると思ったのです。

それが正しいかどうかは分かりませんが、藁をも掴む思いで毎日それを実行しました。どんなに眠くても、飲み会の後遅く帰ってきても毎日やりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間に、コロナが県内にも広まり、短期間ですが2店舗閉めなければいけなくなりました。パート社員、正社員一人一人と面談をした時に、みんなの生活を支えなければいけないと感じました。

「老いてきたし、この状況下において、今までの経営判断では限界がある。社長を交代してくれ」と父から言われました。その時、自分を守るために社長を断っていた自分がいたことに気付きました。父は自分の限界を感じながらも社長を継続し、なんとか僕の復活を待っていたということも知りました。本当に申し訳ないことをしたと思いました。

「店はお客様のためにある」という言葉と、自分の昔からのビジョン「世界一楽し空間を創る」という言葉が自分を後押ししてくれました。

そして、鬱が晴れました。

その後、

「家族・健康・笑顔」

「SNS販促」

「動画販促」

「ネット販売」

「地域密着型店舗」

という戦略が浮かんできました。

そして、それを今期の経営方針に落とし込むことができました。

経営方針に落とし込む過程に至っては、大学の後輩が経営する古民家ホテルで3日間籠らせて頂きました。今期の1年間の方針書となるので、外部と遮断された集中した環境に身をおきたいと思ったからです。本当に良いものができたと思っております。

 

 

 

 

 

YOUTUBEピオンちゃんねるは、皆さんに応援され、少しずつですが進化していっております。ピオンちゃんねるをなんとか事業化していきたいと思っております。

縁があって、前向きな経営者の団体BNIユニバースに8月より入団を致しました。前のめりの人たちが多く、刺激をいっぱい頂いております。

利益はお客様と社員のためと考えられるようになってから、今まで通っていたマネジメントゲーム研修が、とても楽しくなってきました。この研修の開発者の西先生、佳恵先生に毎月お会いして、研修の仲間からもいっぱい学びたい。そしていつかは静岡でMGを広めていきたいなーと思っています。

静岡でエンターテイメントの場所を作りたいと思っています。

先日、駿府城を建てたいという熱い男と出会ったので、それは面白いと感じました。ずっとジュラシックパークかパイレーツオブカリビアンランドを作ろうと思っていたので、権利費がかかるなぁと心配してましたが。駿府城だったら静岡のものなので、権利費は大したことなさそうだし、城って夢があるなーと思い始めました。世界遺産並みの城を作って、親子で楽しめる忍者屋敷と世界中のアスリートが集まるサスケ的な「城登り」競技を開催して、お年寄りはエレベーターでそのまま最上階まで行けて、サクラダファミリアのような世界中から人が集まる場所を作りたいと思っています。

その周りは城下町が復活します!

その前に、ピオンを地域のディズニーランドにしたいと思っています。地域のディズニーランドとは、気軽に行けて、心から楽しいと思える場所です。そこには、笑顔のクルーと、ワクワクする商品と素敵な音楽と、スクリーンには楽しい動画が流れていたり、YOUTUBEスタジオがあったりします。ネットとも連動されている新感覚なお店を作っていきたいです。

その前に、みんなのお給料もあげたいし、人事部も作りたいし、株式会社マエザワの共通の価値観も設立したい!

と、夢は広がるばかりです。

そのためには、浮かれることなく一歩一歩着実にやっていきたいと思います。

そして、夢を夢で終わらせないためには、今の自分ができることから出来ること、今ある環境から出来ることから始めていきたいと思います。

最後に、IKEAの時にいたHRマネージャーのルネ、商業界で出会ったカリスマ料理道具屋店主飯田結太さん、看板の顔出し会計士山田新氏、この全く共通点がない三人から、それぞれ全く別のタイミングで言われた言葉で閉めたいと思います。

「経営はマラソンです」

いつも短距離の全力疾走のように走っている僕にとって、これは、とても気をつけなければいけない言葉です。こうもいろいろな人から同じことを言われるってことはよっぽどそうなんだよな。。。

頑張ります。

皆様、これからもご指導、応援の程、宜しくお願い申し上げます!

(写真は、①商売十訓、②店はお客様のためにある、③④丁寧にノートに書き写したもの、⑤飲んだ後に書いたもの、⑥⑦⑧経営計画書)