ネットショップの開始 マエザワの5年間を振り返って

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ネットショップを本格的に始めたのは、コロナ脅威がひどくなり緊急事態宣言がでた頃からです。しかし、その前から話は動いておりました。

ピオンでは、僕が入社する前にもネットショップに取り組んでおり、結果が出ずに撤退をしたという痛い経験があります。そのため、ネット事業に手を出すのはとても奥手でした。

僕自身もそう思っていました。お店の楽しさを実現させることが最優先。ネットは価格競争になってしまうから、仕入れ中心の商品構成では利益が出ない。オリジナル商品ができるまではやらないことにしよう。と。

しかし、ある日、商工会議所青年部で知り合った、若き経営者、株式会社オーバーリンクの社長の言葉が僕のやる気スイッチを押しました。

「僕が前澤さんなら、ピオンの商品をネットで上げまくって売りまくりますよ」

「え、仕入れ中心でも売れると思う?」

「売れるかどうかはやって見ないとわからないじゃないですか。商品があるのにやらないのは機会ロスですよ。」

「でも、初期投資がかかるでしょ」

「自社サイトじゃなければ、初期投資はかかりませんよ。あるスポーツショップのネットをやって成功した人がいるので今度紹介しましょうか?」

目から鱗でした。

今まで、ネットショップをやるのは初期投資がサイト構築費として1000万円かかり、その後、送料や広告費用さらに、値引きという形で利益がほぼなしで初期投資が回収できずに終わると聞いていたので。

「さすが成功している経営者は違うな。」

と思ったのと同時に、一方的な情報を鵜呑みにして尻込みしていた自分が恥ずかしくなりました。

この時も僕は精神状態がイカれているので、少し凹んでいます。。。

その後、その社長から、ネット事業を手伝ってくれる方を紹介して頂き、昨日、お伝えしたロジスティックのMさんをネットショップの担当をお願いして、サイト構築が始まっていきます。

そのご紹介してくれた方も本当に真剣にやってくださいました。彼の言葉で印象に残っているのが、

「僕が、仕入れ中心でネットで売れるんですか?」と伝えた時に、

「いや、商品を作れる会社ってごくわずかじゃないですか?ほとんどの会社が仕入れでやって、商売続けてますよ」

と答えてくれました。

これにも、うなだれました。

確かにそうなんです。

僕は、「こうしなければこれができない。」という制約条件ありきで動いていて、物事を判断していました。

そうではなくて、「今はこうだけど、今の時点ではこうしていき、うまくやっていこう」の思考でなければ、物事は動かないなぁと考え直しました。

本当はそういう考え方が得意だったはずなのになぁと、今では思いますが、当時は自信喪失の最中なので、ただただ凹むだけでした。

物流センターができたことでネットショップはとてもスムーズな立ち上がりをみせました。

ネットの売上を店舗の売上にしたことで、在庫の取り合いもないように感じております。

これはネットショップセミナーである企業のネット事業部長が話していたことを思い出してそうしました。

店舗があって、在庫があるのにわざわざネット事業のために在庫を置くのはもったいないです。でも店舗の在庫は店舗の売上のためにあるので、在庫が減ったり、そこで働いているクルーの時間が取られるのも店舗は嫌なはずです。会社全体で考えるとトータルで売上が上がるからいいじゃんと思うのは、本部の考え方になります。店舗はそれぞれの店舗の売上を上げるために日々頑張っているので、その気持ちをくむとネットの売上をその店舗につけるのは自然なことだと教えてもらい。僕もそれに賛同しています。

少しビジネスの話になってしまいました。

それにしても、商工会議所青年部での出会いに感謝です。さりげない会話からビジネスにつながる。こんな付き合いが異業種交流会にはあります。

時間がきたのでこの辺で。

 

(写真は実行について書かれた本です)