IKEAで会った日本人 2人目 IKEAの頃のお話

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昨日ご紹介したNAOTAKAさんに引き続き、あと二人、僕がIKEAで出会った偉大な日本人ご紹介させて頂きます。

あっ、僕がIKEAで出会った仲の良い日本人は全員素晴らしいです。その一例として、今回は3人ご紹介させて頂きます。

彼の名は、KYOTAさんです。(ご本人から許可を頂いているのでファーストネームをあげています。)

メガネをかけた正統派イケメンという言葉は彼のためにあるのではないかと思うような外見をしています。そして、その外見以上に真面目で、まっすぐで、正統派、さらに熱い思いを持った男です。

彼と会った時、誰もがそう感じると思うのですが、彼の第一印象は特に強くない。メガネをかけた真面目な男の子と感じるぐらいです。(失礼!)しかし、長い期間、横で彼の働きを見ていると、彼の恐ろく実直に仕事と人と向き合う姿を見て、尊敬というか、ゾッとします笑

初めて会ったの時、彼はIKEA港北のカスタマーサービス部門のマネージャーでした。部署は違ったのですが、その後、港北のフード部門のマネージャー(部長職)に大抜擢されます。

これは、僕を港北店に引っ張ってくれたH店長の裁量で決められました。僕もそうですが、H店長は、埋もれている人財を見抜き、大抜擢をするのが好きです。

僕はセールスマネージャーとして、H店長が就任期間中は、全く花が咲きませんでしたが笑

KYOTAさんは目覚まし成長を遂げていきました。

あれほど酷いと言われていたフード部門を、目覚しく変化させたのです。そこで働いているチームの目の輝きが全然違いました。業績も目に見えて上がっていきました。それは、端から見てもわかるぐらいです。

その後、KYOTAさんはIKEAジャパンの社長秘書をつとめ、IKEA立川店の人事部長をやり、さらに大きな仕事をしていきます。

H店長にとっては、ダメな長男(僕)、優秀な次男(KYOTAさん)って感じだったと思います。

僕がご紹介させて頂きたいのは、KYOTAさんの実績というよりも仕事の向き合い方、考え方についてです。

僕が考えるKYOTAさんの仕事のイメージは、

「必要あらば大草原に生えている草を一つ一つ手で抜いてでも物事を達成させる」

という姿勢です。

飲食の経験がない中、フード部門長になり、キッチンが汚いと一つ一つの調理機材.備品を掃除し、一人一人と向き合い、数字一つ一つを見直し、本当に一つ一つを打算なく愚直に取り組む男なのです。

「僕は頭がよくないから」

と彼はよく話していました。

いや、めちゃくちゃ頭がいいですよと僕は今だに思っているのですが、そう割り切って、ここまで愚直にできる姿勢は本当にすごい。

そして、その仕事の向き合い方は、社長秘書としてIKEAジャパンの本部を変え、IKEA立川の人事を変えていきます。

どんなポジションになっても、帰る前には、その場にいる一人一人に挨拶をして帰るKYOTAさん、最寄り駅からお店までのゴミを一つ一つ拾って会社にくるKYOTAさん、誰に対しても臆せず物事を言うKYOTAさん、管理系の書類ワークが苦手なKYOTAさん笑

最後に、ディスっておかないと恐ろしすぎる男なので褒めるのはこの辺にしときます。

「IKEAには、カズさんやTAKESHIさんのような勢いある人がリーダーになるイメージがあるから、僕がリーダーとして活躍する姿を皆に見せて、誰でもリーダーになれるということを示したい」

と、ある日、KYOTAさんが僕に言ってくれたのを覚えています。

そして僕は、

「KYOTAさんの、その姿勢や勢いは誰にでも真似できることではないよ。むしろ、逆効果だよ笑」

と思っていましたが、

「確かにそうですね」

と爽やかに相槌をうってしまったことをこの場を借りて、謝罪したいと思います!

KYOTAさんの実家は静岡で、ピオン静岡店の近くなので、帰省された時は、静岡で会います。

静岡でIKEAの人と会うと不思議な感覚になりますが、コロナが落ち着いたらまたお会いしていろいろと話たいと思います。

(写真は、DeNAの南場社長の本です。本人の写真を載せるわけにはいかないので、メガネをかけている人を本棚で探していたら、彼女の本がありました笑 でも彼女もすごい人です。)