港北店での学び② IKEAにいた頃のお話

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港北店で働いていた時の学びの後半です。

3つ目は「人事異動の責任」というものです。

前回、上司の仕事の半分は人の成長、もう一つの半分は他部署の調整とあげました。

人の成長は、めちゃくちゃ時間がかかります。根気が必要です。忍耐も必要です。

でも、時間も労力もかけなければいけません。

特に、マネージャーを管理する管理職は、その下にも人がいるので、チームを変化させ、人を成長させるのは、さらに根気が必要になります。

僕は、4年間何も芽が出ないまま、セールスマネージャーとして過ごしました。他部署の調整などできやしなかったし、自分のことにいっぱいいっぱいで、その間の人の成長など考えられもしなかった。ご迷惑を多々かけました。

その間、辛抱強くまってくれた会社に大変感謝をしています。

人の成長で必要な条件として①待つこと、②安心感を与えること、③我慢することだと思います。

そのベースがあった上で、テーチングやコーチングなどのいろいろなテクニックがあると考えています。

そして、人事異動の責任は、「人事異動を出した」側にあります。

役職は人を育てます。100%準備OKで昇格する人はいません。受ける方はとても不安だと思いますが、それは辞令を出す側も同じだと思います。でも、このポジションで成長して欲しいから昇格辞令を出すのです。

もし、不適な人を選んでしまった場合は、その人事異動を出した側の上司が責任を持って、降格をさせないといけません。その場合は、前と同じ役職に戻すことが大前提です。チャレンジをして失敗してしまったわけですから。そのチャレンジに最大限の敬意を示すべきなのです。これも辞令を出す側の責任です。

でも、その前に、待つことが必要なのです。

人は成長してないように見えても、木の根っこのように、見えないところが成長していて太いがっしりとした基礎を作っている時があります。その間は、本当に成長していないと感じられたり、自分でも自己嫌悪になったり、自信がなかったりします。

だからといって、上司は見捨てたり、突き放したりしないで愛を持って、接してあげて待ってあげることが重要です。それが辞令を出す側の責任だと思います。

だから、僕の成長を待っていてくれたIKEAに大変感謝をしています。

IKEA港北のセールスマネージャーと言われ目ん玉が飛び出るぐらい驚きましたが、この仕事を受けて本当によかったと思います。

ありがとうございました。

ありがとう港北チーム