IKEA 港北店での学び IKEAにいた頃の話
IKEA港北での学びをシェアするのを忘れていました。
このブログは社内報をメインの目的にしているので、社内教育での一貫でもあります。少し説教くさくなるかもしれませんが、ご勘弁をお願いします!
IKEA港北で、自分の実力以上の役職に付き、認められず、失敗ばかりし、パフォーマンスも出なかった長い期間を経験した僕ですが、それなりに学びがあり、港北のセールスマネージャーをやって本当によかったと感謝しています。
大きな学びは3つです。
①明確化こそ成長である
②上司の仕事の半分は人財育成、残りの半分は部署間の調整である
③人事異動の責任
順番に説明していきます。
①明確化こそ成長である
大きな組織(おそらく50人以上?)をまとめる時は、戦略を明確化する必要があります。チームメンバーの一人一人と顔を合わせて話すこともできないので、普段リーダーが何を考えていて行動したり、指示をしているか伝えられないからです。もちろん、売り場に立って、一緒に行動することもしてきました。しかし、その時間を一緒にできるのはほんのわずかな人たちです。さらに管理職は会議、書類作業も多いです。だから、チームメンバーと共にできる時間は限られています。
その時に役に立ったのは、戦略を明確にしてそれを紙に落とすこと。
その紙と言っていること、やっていることを一致させること。
これが、組織のトップの重要な仕事じゃないかなと思うのです。
また、この戦略を明確化させるのにも時間がかかります。現状把握、多くのトライ&エラーがないと紙には落とせないのです。紙に落とすとそれが一人歩きし始めるので、コロコロと方針もかえられません。
ここは時間をかけるところなのです。
でも、いったんそれが自分の中でもしっくりと決まると、自分もメンバーも動き出します。
周りも影響されてきます。
「人を変えることはできないが、自分は変わることができる」の意味は、自分の戦略、方向性が明確になって突き進むことなのではないかと思っています。
②上司の仕事の半分は人財育成、残りの半分は部署間の調整である
人の成長が1番時間がかかります。上司の仕事のほとんどは、人についてです。
管理職になる人は、それまでは仕事で成果を残してきたから管理職に出世をしています。仕事ができた人たちです。そして、その大半は自分の実力が認められて、管理職になっています。しかし、管理職になると全く違います。自分では成果を出さないのです。
サッカーの監督が試合に出れないのと同じように、現場で仕事をして直接の成果を出すことは望ましいことではないのです。
僕はそれがわかりませんでした。週末は一生懸命ソファを売っていました。ミーティングも書類ワークもしていたので、残業時間も凄かったです。家に帰るのはいつも夜中でした。
管理職の仕事は違うのです。人を介して成果をえる仕事なのです。
仕事の大半は人財育成の内容は、
1、信頼関係を築くこと、時間を共にする、家族の話をきく、飲みに行く、悩みを聞いてあげるなどです。
2、自分の思いを伝える。自分なチームをどうしていきたいのかを伝えます。その際、相手の価値観も聞きます。
3、人事の問題も責任を持って関わる。これかなりグロいです。でも、それも上司の仕事です。人事や他の方に任せてはいけません。もちろん協力はしてもらいますが、責任をもつのはその上司です。
多くの中間管理職をもつ方は、週に1回、そのマネージャーの方々と1時間時間をとって話をすることをおすすめします。毎週のルーティンに組み込むのです。話す内容がなくても1時間一緒にいれば色々な話を聴けます。
そう、あと聴くことが大事ですね。
③の人事異動の責任は大きな話なので、次回に話をします!
愚痴にならないように、気をつけながら話します。
(写真はチームの方向性を決める時にとても重宝した全てのリーダー職の方におすすめの本です。)