IKEAでソファ売り場担当としての学び
<ブログ著者 前澤和宏について>
皆さん、初めまして。株式会社マエザワ(店舗名ピオン)の3代目後継者の前澤和宏と申します。世界一楽しい空間を作るのが夢でそれを実現させるため静岡の家業に入社しました。ピオンが皆さんにとって地域のディズニーランドになりたいと思って頑張っています。会社経営をしたり、You Tuberをやったり、2児の父親だったり、ラッパーだったりします。このブログでは、僕の体験した事や感じた事を楽しくお伝えできればと思っています。宜しくお願いします。
1978.08.13生まれ
学歴 清水東高校卒・東京学芸大学卒・UC Berkeley Extension/Business Administration修了
職歴 Club Asia・For-side.com USA・For-side.com・TFMインタラクティブ・IKEA ジャパン
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先日のブログ「I K E Aにいたころのお話 ソファ売り場担当として 完結編」が終わり、次回は「怒涛の港北編」にすぐにいこうかなと考えていましたが、ここで小休止します。
なぜなら、ここでの学びを共有していなかったためです。
このブログの目的の第一は社内報にあります。ピオンの経営者である僕が、普段何を考えて会社の方針を伝えているのか、毎日会わない正社員、パート社員の方々に伝えたいと思っていました。紙媒体にしようかなと思っていましが、いつでも見れるW E B媒体にしました。
そして、せっかく共有するなら、お客様にも見てもらいたいなと思いました。そのため、ピオンのホームページでのブログ形式にさせて頂いております。
毎日更新を基本として、毎朝7時から8時はブログの時間にしようと思っています。僕なんかが偉そうに学びを伝えるなんてと昨日までは思っていましたが。社員に伝えるということは社員教育の一環でもあるので、ここではそれをしっかりと伝えたいと思います。
ソファ売り場での学びを3つあげます。
- 今あるルールが正しいわけではない。答えはお客様が持っていて、お客様のために今あるルールを疑い、それを改善するために検証を繰り返すことが大事。
- 目標達成はとても大事だが、それに向けて全力で取り組む姿勢の方がもっと大事。
- 失敗はした方がいい。
順番に説明していきます。
- 「今あるルールが正しいわけではない。答えはお客様が持っていて、お客様のために今あるルールを疑い、それを改善するために、検証と改善を繰り返すことが大事。」
お客様は常に変化しています。時代が変化しているのです。ニーズが変化しているのです。ただ、会社の変化というのは、お客様の変化よりも圧倒的に遅いです。これは悪いわけではありません。会社は安定しないといけないのです。そんなにすぐにルールや規則を変えられません。全体最適を見極めた上で、専門家の意見を聞いたり、現場の意見を聞いてから、じっくり考えて意思決定をします。コロコロ方針が変わってしまう方が問題なのです。(←僕のことです。。。)このようなプロセスから生まれた文面化されたルールを変えるのはさらに大変なことなのです。だから、中々それを変えることはできません。
ただ、それでよしとしてはいけません。毎日お客様お店にいらっしゃっています。そのお客様の環境はものすごい勢いで変化しています。今朝あった常識が夕方にな違う形になっていることもあります。
なので、現場では、日々の仕事をしながらも、改善のための検証をする必要があります。わずかな変化でもいいです。改善を繰り返して、うまくいったものを報告して、それをルールにしていく必要があります。
もちろん、事前に相談した方がいいですね。僕みたいなのはゲリラ戦法なので。
ただ、大切なのは、今あるルールが絶対ではなくて、お客様の望むことが絶対で、それは常に変化しているので、その変化に我々も合わせていかないといけないということです。
その時に注意しないといけないのは、その改善がお客様目線にしっかりとなっているかということです。自分たち目線になってしまうと、楽な方、楽な方にいってしまいます。お客様目線ということは、どちらかというと大変な方への改善です。
②目標達成はとても大事だが、それに向けて全力で取り組む姿勢の方がもっと大事。
結果が全てとよく言われます。果たして本当にそうかなと僕は思うのです。
姑息な手を使って勝ったり、儲かったりしても、得られるものよりも失うものの方が多いんじゃないかなって思ってしまう。もちろん、結果を出すために、いろいろと考えます。実行します。僕は、そのための手段はあまりこだわらないし、決めたことは周りがひくぐらいやり切るタイプです。
でも、人を騙したり、落とし入れたり、裏切ったりは絶対にしません。目標達成をする上で、敵的な存在になる方もいらっしゃいます。でも、その方も、自分自身を成長させてくれる大切な存在です。
目標は叶った時よりも、目標に向かって進んでいる時の方が充実しているし、本当の幸せと成長はそこにあると思っています。そして、その時、共にした仲間はかけがえのない友達になります。
③失敗はした方がいい
失敗とミスは違います。
ミスというのは、間違えたり、忘れたり、おっちょこちょいをしたり、見落としていたりするものです。失敗とはチャレンジをしたり、何か新しいことをすると必ず起こるものです。
ミスは誰にでもあります。ミスは、気をつけて少しずつ減らしていかなればいけません。組織で働く場合は、ミスが起こらないような仕組みを作ることが、その部署のマネージャーには重要な仕事になります。
しかし、失敗はチャレンジをしている人にしか起こりません。つまり、失敗はチャレンジをしている人の特権なのです。この失敗から学ぶことは膨大です。ものすごい成長をします。人から「これをやったら失敗するよ」と言われても、もし、そのリスクを承知の上で、まだやるべきだと思ったらやるべきだと思っています。そこはもちろん自己責任の範囲でですが。
僕が言いたいのは、チャレンジをして欲しいということです。常に新しいことをしなければ企業はつづきません。それは会社もそうですが、社員一人一人も同じです。常に、リニューアルの気持ちをもつこと。そして、チャレンジする時には必ず失敗はある。でも、それは成功するまで改善して続ければ失敗ではなく、むしろ成功のための重要なステップなのです。もちろん、失敗した時に素直に謝ったり、すぐに修正したりすることがあってのことです。が、とにかく失敗を恐れずチャレンジすることです。上司としては、それを奨励することです。そして、もし、誰かが失敗してしまった場合は、全力でサポートする。そんなチームになりたいなと思います。
時間になってしまったので、この辺で。
次回は、「怒涛の港北編」をお送りします。
(写真はピオンの売り場です)