経営方針発表会を行いました 【ピオン社長ブログ Vol.1】

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皆さん、こんにちは!今日から始まります「ピオン社長ブログ Sayちぃーず」になります!

記念すべき第1回目は、毎年恒例の行事「経営方針発表会」のご紹介をさせて頂きます。

株式会社マエザワでは、1年に1度、全店を休業して外の会場を借りて「経営方針発表会」を行っています。

経営方針発表会の様子

【表彰式の様子】

 

この経営方針発表会では、今年度の方針や方向性を経営陣より話し、その後、みんなでディスカッションを行ったり、その年のMVPやベストストアを決める年間賞の表彰もあったりします。

パートクルーを含め約90名の社員が株式会社マエザワにはおります。ご家庭の事情などがあり参加できない方もいるのですが、その約3分の2の60名ぐらいが集まる大変大きな行事です。3年前より銀行さんや主要の取引先を呼んだり、経営計画書を手帳にして全員に配ったりと、毎年進化していっている1番大切なイベントです。

そして今年は事業継承という形で、父より僕が社長を受け継ぐ儀式も行われました。

 

結果的にお伝えをすると、とても素晴らしい会でした。

父の社長も僕も発表している最中に、たびたび声をふるわし、涙を流すという失態。。。「えっ、こんな経営者いる!?」と自分でも、心の中で突っ込んでいましたが、感極まるところばかりで涙が止まりませんでした。

本当に素晴らしい会でした。運営を担当してくれたサポート本部のみんな、そして、参加してくれたみんなに本当に感謝しています。この会がすばらしかったのは、単に、この行事が良かったからだけでなく、みんなのこの1年間の頑張りがとても素晴らしかったからです。1年間の集大成を、ここでお祝いをする会でもありました。

【最後に花束を頂きました。】

 

ピオンは、今から約20年前にインテリアマートマエザワからインテリア雑貨を中心としたお店「ライフデザイン ピオン」になった株式会社マエザワの新業態店舗でした。当時は1店舗しかなかったので、社名である苗字を店名から外したのは、今でこそ普通かもしれませんが一大決心だったと思います。昔は、経営者の苗字がそこの店名になっていることが殆どだということは、父と同じぐらいの経営者のニトリ、しまむらなどの有名企業からも伺えます。

 

その時、僕は大学を卒業したてで家具屋をやるのが嫌で、もっと楽しいエンターテイメントを職業にしようと渋谷のクラブで働いているのですが、その話は別途お伝えさせて頂きます。

「インテリアマートマエザワからピオンに業態を変えた時からが苦労の始まり」

と父が話をしました。

今まで、家具しか売っていなかったお店、おしゃれとは程遠い経営者である父。

3,000万円以上投資をして改装をしたらもっと業績が悪化し、さらに投資をして2回目の改装。それでもうまくいかず、報われない苦しい思いをいっぱいされたようです。銀行さんからはお金が借りられない時もあったようです。ある日、僕が実家に帰った時、父より「もしかしたら商売続けられないかもしれない」と伝えられたことを覚えています。

今まで十分教育をしてもらって感謝もしていた僕は、「もう十分だよ。」と思っていましたが、まだ就学中の妹二人がいたので、父はとても不安で辛かったのではないかなと自分が子供を持つようになって思います。

その後、お金がない中、3回目の改装を行ったようです。

社員みんなで工夫をしながら、自分たちでできるものは手作りでやって、全員で毎日夜中まで作り上げて。

そしたら、お客様がわっとお越し下さったようです。

その3年後、富士店がオープンし、同じ年度に静岡流通通り店がオープンしたようです。

僕は、まだこの時は株式会社マエザワに在籍していないので、ここでの苦労や今までの功績を偉そうに分析や解説などをするつもりはございませんが、本当にすごいことだと感じました。本当に素晴らしいことだと感じました。

そして、こんな歴史が多いピオン、多くの困難を乗り越えてきた社員のみんなが働く株式会社マエザワを継がせて頂くことを、とても名誉に思いました。

ここまで苦労して会社を大きくしてきても、決して偉ぶらず、質素な生活をし、マイペースで元気な父の姿を見ると自分なんかはとても薄ぺっらくて、これから大丈夫かなと不安に思ったりもして、この役目を頂くことは恐縮だなと感じることも今も正直あります。。。

自分は、現状維持というのがどうしても苦手で常に次に行きたい、形が決まっているものよりも新しいものを作りたい、物事の判断基準は楽しいか楽しくないかで決めるという気質があります。その分、やると決めたらガッツリとやるので、必ずしも悪いことだけではないのですが。。。。

なので、今回の発表させて頂いた経営方針も、今まであったものの伝統というよりも、僕がこれだと決めたものになっています。

思いを込めて作った経営計画書

しかし、この父が作ってくれ、大きくしてくれた株式会社マエザワの歴史とそこで働いて下さった多くの方々のご苦労や思いもしっかりと継がせて頂き、背負わせて頂き、常に前を見ながら、会社を経営していきたいと思います。

そして、世界一楽しい空間を創るというビジョンと共に、株式会社マエザワ100周年を共に迎えて行きたいと思います!

これからも皆様、この大ホラ吹きな後継者の僕を宜しくお願い申し上げます!

そして、お父さんお疲れ様でした。これからもサポートのほど宜しくお願いします。

(写真は、社員のみんなからもらった花束と会長との2ショットです。)