IKEA発祥の地エルムフルトに行く IKEAにいた頃のお話
IKEA本部にいて印象に残ったことの3つ目は、IKEAの聖地、スウェーデンのエルムフルトに行ったことです。
僕のセールスリーダーというポジションでは、毎年、その年の新商品と売り場の方針の発表のためにスウェーデンでミーティングが行われ、全国から多くの人がこのエルムフルトに集められます。
僕は入社する前からIKEAが大好きだったので、エルムフルトはいつか行ってみたいと懇願していました。
ついにその夢がかなった瞬間でした。
エルムフルトは人口わずか9000人のとても小さな街でした。今僕が住んでいる静岡市清水区でも20万人いるのです。その20分の1以下とど田舎の街なのです。そこから、あの世界一の家具屋が生まれることは本当にすごいことだと感心しました。
どのように経済が回って、どのような形で資金が生み出されて、全国にお店が展開されたか、IKEAの挑戦という本を昔読みましたが、直訳すぎて、いまいち理解できませんでしたが、エルムフルトにきても理解できないままでした汗
しかし、IKEAの偉大さを感じました。
街全体がIKEAという感じです。
昼間は会議、夜は食事という形で3日間があっという間にすぎました。
僕が所属していたキッズチームは本当に良いチームでした。
最終日パーティがあって、ライブパフォーマンスもあったのですが、みんなで楽しく踊りました。その時の、キッズのトップの女性が率先して、楽しんで踊っていたので、僕らも後に続きました。この晩を通して、みんな、真の意味で一体感が出たと思います。
真面目な会も大切ですが、遊びも大切です。
「遊びのように仕事し、仕事のように遊ぶ」
と僕は、営業時代の時からそう決めています。
お客様に楽しさをご提供する上で、僕らが楽しく働かないといけない。だから、遊びのように仕事をする。
そして、お客様が普段何を楽しいと思っているのかを自分も経験して、吸収しないといけない。だから仕事のように遊ぶと思っています。
そのキッズのトップの女性は、その後、スウェーデンで最も優秀な女性リーダー10名に選ばれます。そのような方と時間を共にでき、大変光栄でした。
その半年後、そのキッズのグローバルトップの女性は日本にいらっしゃいます。
そのエスコートをするのも僕の役割でした。僕はこのようなエスコート役や、目上の人への配慮みたいのがあまり得意ではありません。しかし、僕はエルムフルトで楽しかった思い出を、この方々に日本でも同じように味わってもらいたいと思い、精一杯準備とおもてなしを致しました。
豪華なところを連れて行くのではなく、僕の家の周りと仲の良いご近所のお家の中を案内して、本当の日本の家の子供のいる生活を見て頂いたり、くら寿司やラーメン屋でご飯を食べたり、ザ日本の生活というのを見てもらいました。
とても喜んでくれて、嬉しかったことを今でも覚えています。
どんな会社の人でも、どんな役職者でも、人であり、人との付き合いは大切に、そのかたが楽しんで頂くよう、一人一人と向き合っていきたいと思います。
エルムフルトの話をしようとしてましたが、人の話になってしまいました。
でも
「旅行はどこに行くかよりも、誰と行くか」
という言葉があるように、
その場所や会よりもそこで出会った人や縁を大切にしていきたいと思います。
(写真はご紹介したIKEAの挑戦の本です。もったいないことに、あんまり写真をとっていなくて。。。)